犬と赤ちゃんと暮らす。犬のいる家庭で赤ちゃんを迎える準備の仕方

Dog

犬と赤ちゃんが同居することになる場面は多いと思います。我が家の場合は「犬が先にいて赤ちゃんを後から迎えた」パターンです。私自身、子供が産まれる前から犬が赤ちゃんを噛んだとか、生まれた子供が犬アレルギーで犬を手放したとか、産後鬱で犬が可愛いと思えなくなった、なんて話まで聞いてしまい、不安は増大していました。でもまだ起きていないことばかり考えていても仕方ありません。

「どうなるか分からないけど、出来る準備は万端にして、犬にとってもなるべくストレスにならないように迎える準備をしよう!」と気を取り直して準備しました。

私が産前に準備としてやったことはこちらです。

  • 犬と赤ちゃんの生活スペースの確保
  • 掃除・片付けしやすい環境づくり
  • 犬のお世話に関すること・接し方を家族と決めておく

では一つずつ、実際の同居が始まってからの様子や、あって良かったものなども含めてご紹介していきます。

犬と赤ちゃんの生活スペースの確保

赤ちゃんが来るまで、犬は私たちと同じ2階の部屋で寝て、日中は1階のリビングで寝る、と言う生活スタイルでした。リビングフリーが基本なので、サークルは置いていませんでした。赤ちゃんが来て、「最初だけ広めのサークルに入れようか?」とも検討しましたが、犬側の日常環境を変えてしまうと、ストレスがすごそうだなと思ったので、ベビーベッドをリビングに置くことにしました。結果これが一番良かったと思います。

最初の頃は赤ちゃんは2・3週間くらいはただ寝ているか、それ以外の時間は抱っこ。起きていても動けないので、ベビーベッドにずっと置いていて問題なかったです。床が近いと犬の毛が付いてしまいやすいですし、ソファに置いても犬がのぼってきて近づいてしまうので、ベビーベッドは必須でした。

赤ちゃんが来てしばらくは、一日中張りついて見ていました。そして赤ちゃんが泣くたびに吠える。

ベビーベッドはカトージのミニサイズ・ハイタイプを使っていましたが、すごく良かったです!
通常のベビーベッドより一回り小さいサイズで圧迫感がなく、ハイタイプはオムツ替えや着替えの時も、腰に負担がかからなくてすごく良かったです。(産後の体で低い位置で赤ちゃんのお世話するのはかなりきつい…)

夜泣きもあるし、夜も最初は寝る部屋を分けた方が良いだろうと言うことで、2階で私と赤ちゃんが寝て(赤ちゃんは2階でもベビーベッド)、1階のリビングで夫と犬で寝てもらいました。(2階に寝室として使える部屋が1つしかなかったので)。
でもミルクで3時間おきに起きるので、夜中に1階に降りてくることも多くなり、けっきょくみんなでリビングで寝ることが多かったです。
泣いているのをあやしてうろうろ歩き回ってると、ずっと後ろをついてまわっていたララ。みんなで眠い中、夜過ごしたのも良い思い出。
犬の性格や、今までの生活スタイルに合わせて、赤ちゃんにも犬にも負担にならないような環境を準備しておきたいですね。
掃除・片付けしやすい環境づくり
元々、ものは少なく生活をしていたのですが、赤ちゃんが産まれる前に、不要なものは更に減らして、なるべく掃除しやすくしておきました。フローリングは犬が滑りやすいので、ラグやマットを我が家では無くすことが出来ませんが、なるべく床にものを置かないようにしています。どうしても一時的に赤ちゃんの物は増えてしまうので、出来るだけ大人が使うものは少なく、食器類も見直して減らしたり、特に服に関しては、私は家にずっといるだけなので、パジャマ以外にほとんど必要なく、洗濯物も少なかったと思います。全体数が少なければ、やっぱり片付けるのはラクになります。犬がいるなら掃除機だけは毎日かけたいところですが、それも難しい最初の頃は、犬の毛がなるべく落ちないように、服を着せていました。服を着るのと着ないのとでは、毛の落ちる量が全然違うと思います。特にうちの犬は毛抜けが普段からすごい犬種なので、1日でも掃除機をかけないとかなり毛が落ちている状態になります。空気清浄機も常につけておきました。
つなぎタイプだと毛が落ちにくくておすすめ
息子は今は4歳になりましたが、今のところ犬アレルギーの症状はありません。軽めの喘息を持っているので、寝る時は寝室は一緒ですが、別々のベッドで寝ています。毎日掃除機をかける、こまめに毛をコロコロなどでとる、ブラシングして毛を取る、換毛期は服を着せる、など今のところは気をつけています。
犬のお世話に関すること・接し方を家族と話し合っておく
まず私たちが決めたことは、夫が仕事から帰ってきたら、まずは赤ちゃんより先に犬に「ただいま」と言うこと。帰ってきてすぐに赤ちゃんのところへ直行してしまったら、ストレスになると思ったからです。「赤ちゃんは大切。でもララも変わらず大切だよ」と言うことを表そうと思いました。たまに手伝いに来てくれる私の母や妹など、元々ララを可愛がってくれていた人達にも、うちに来たらそうして欲しいと伝えておきました。
私たちの意図が伝わっていたか分かりませんが、赤ちゃんが来てからもララの体調は特に変わることなく、元気に過ごせていたので、ストレスは心配していたほどなかったんじゃないかと思っています。
それからお散歩について。私は里帰りをしなかったので、最初の2週間は夫が仕事をしながら、家のことと犬のお世話、赤ちゃんの世話のサポートなど、全てやってくれていました。仕事に行く前に家事と私のご飯の準備をして、犬の散歩に行き、帰ってきたら夕飯の準備と赤ちゃんのお世話、と言う感じです。犬のお散歩は朝しか行けないことがほとんどでしたが、最初だけはそこも仕方ないと言うことでお散歩1回の生活になりました。外に出る時間が減った分、庭で日向ぼっこさせたりするようにしました。
子供が生まれたのは春だったので、日向ぼっこが気持ち良い季節でよかった。
まとめ。「出来るだけ事前準備を!」産後は動けなくて当たり前。

産後は本当に動けなくなります。赤ちゃんのお世話と、自分が生き延びるための日常行動をするだけで精一杯です。「意外と動けそう、何かしなくちゃ」と思っても、後から体に響いてくることもあるので安静にすることが最優先。犬のことを構ってあげる時間が上手く取れなかったり、疲れて動けなくて「一日何も出来なかったなぁ」と思ったとしても、子供と犬と自分が一日無事で過ごせただけで100点満点なのです。

当時鳥も飼っていたので、子供・犬・鳥の世話で精一杯になり、観葉植物をダメにしてしまいました…。

今は本当にどんなことでもネットで調べて、情報収集ができます。私も妊娠中からYouTubeで出産・育児に関する動画を良く見るようになり、ペットと赤ちゃんの暮らしについても参考にさせてもらっていました。コロナ禍でマタニティ教室のようなものは一切なかったので、出産や育児のことをこんなにシェアしてくれてる世の中のお母さん達に本当に感謝しました。たくさん情報収集して、赤ちゃんが来てからの生活をイメージしておくことで、不安も少しはマシになるはず。あとは犬と二人きりの時間を、今のうちに楽しんでおいてください!後からとても良い思い出になるはず。

よくお腹にピッタリくっついてた。赤ちゃんがいるって分かってるのかな?と思ってました

ただでさえ不安な出産・産後の生活なのに、犬がいて大丈夫なのかと不安になるかもしれません。
でもこれは本当なのですが、「こんなに可愛い子が2人もいて幸せ」と毎日思います。赤ちゃんも犬も可愛いくて産後は毎日「可愛い、可愛い」と言って写真ばかり撮っていました。ララが赤ちゃんにどんな反応するかと言うところも、不安だったけど楽しみでもありました。結果ララは「赤ちゃん大歓迎!」と言う感じで、お世話する間もずっと近くで見守っていたり、泣いていれば心配そうクンクン一緒に鳴いていました。

ずっと共働きで、子供も長いことおらず犬を先に迎えたので、私たち夫婦は初めての我が子のように可愛がっていました。妊娠中はつわりに加えてコロナ禍で人に会うことも出来ず、ストレスだらけだった中、ララは本当に私のメンタルを支えてくれていました。子供が産まれてからも、ずっと一緒に子育てしてくれている気がします。一人っ子で兄弟がいない息子の、お姉さんのように接してくれています。

ちょうど同じくらいのサイズだった頃。ララの真似をして床を舐めたりもしていた息子…。しっぽを引っ張られたり、口の中に手を突っ込まれても逃げも怒りもしない寛大なお姉さんです。

子供と犬を育ててみて、今のところは犬が居て良かったと思うことばかり。犬と子供がいる生活は楽しいものです。

これから赤ちゃんと犬がいる生活を迎える方の、少しでも参考になったら嬉しいです。

Thank you for reading! ♡ Lala

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