犬と赤ちゃんと暮らす。犬のいる家庭で赤ちゃんを迎える準備の仕方

Dog

我が家では、犬が3歳の時に子供が産まれました。

ずっと共働きで、子供も長いことおらず犬を先に迎えたので、私たち夫婦は初めての我が子のように可愛がって来ました。妊娠中はつわりに加えてコロナ禍で人に会うことも出来ず、ストレスだらけ。そんな中、愛犬は本当に私のメンタルを支えてくれ、子供が産まれてからもずっと一緒に子育てしてくれています。

犬がいる中で、赤ちゃんを迎えることの不安

「大切な家族である愛犬にもなるべくストレスを与えず、赤ちゃんとの生活をどんな風に始めたら良いのか?」分からないことだらけでした。

私自身、子供が産まれる前から犬が赤ちゃんを噛んだとか、生まれた子供が犬アレルギーで犬を手放したとか、産後鬱で犬が可愛いと思えなくなった、なんて話まで聞いてしまい、不安は増大していました。

今はどんなことでもネットで調べて、情報収集ができます。私も妊娠中からYouTubeで出産・育児に関する動画を良く見るようになり、ペットと赤ちゃんの暮らしについても参考にさせてもらっていました。コロナ禍でマタニティ教室のようなものは一切なかったので、出産や育児のことをこんなにシェアしてくれてる世の中のお母さん達に本当に感謝しました。

不安を少しでも和らげるため、私はそれらを参考に、とにかく準備をしようと思いました。

私が産前に準備したこと

  • 犬と赤ちゃんの生活スペースの確保
  • 掃除・片付けしやすい環境づくり
  • 犬のお世話に関すること・接し方を家族と決めておく
  • 産む前にたくさん犬と2人きりの時間をとる

実際の同居が始まってからの様子や、あって良かったものなども含めてご紹介していきます。

犬と赤ちゃんの生活スペースの確保

赤ちゃんが来るまで、犬は私たちと同じ2階の部屋で寝て、日中は1階のリビングで寝る、と言う生活スタイルでした。リビングフリーが基本なので、サークルは置いていませんでした。赤ちゃんを迎えるにあたり、「最初だけ広めのサークルに入れようか?」とも検討しましたが、犬側の日常環境を変えてしまうと、ストレスがすごそうだなと思ったので、ベビーベッドをリビングに置くことにしました。結果、これは一番良かったと思います。

最初の頃は赤ちゃんは2・3週間くらいはただ寝ているか、それ以外の時間は抱っこ。起きていても寝返りが出来ないので、ベビーベッドにずっと置いていて問題なかったです。床が近いと犬の毛が付いてしまいやすいですし、ソファに置いても犬がのぼってきて近づいてしまうので、ベビーベッドは必須でした。

赤ちゃんが来てしばらくは、一日中張りついて見ていました。そして赤ちゃんが泣くたびに吠える。

ベビーベッドは色々検討して、カトージのミニサイズ・ハイタイプを使っていましたが、すごく良かったです!

通常のベビーベッドより一回り小さいサイズでリビングに置いても圧迫感がなく、ハイタイプなのでオムツ替えや着替えの時も、腰に負担がかかりにくい。(産後の体で低い位置で赤ちゃんのお世話するのはかなりきつい…)

夜泣きもあるし、夜も最初は寝る部屋を分けた方が良いだろうと言うことで、2階で私と赤ちゃんが寝て(赤ちゃんは2階でもベビーベッド)、1階のリビングで夫と犬で寝てもらいました。
でもミルクで3時間おきに起きるので、夜中に1階に降りてくることも多くなり、けっきょくみんなでリビングで寝ることが多かったです。
泣いているのをあやしてうろうろ歩き回ってると、ずっと後ろをついてまわっていた🐶。みんなで眠い中、夜を過ごしたのも良い思い出。
犬の性格や、今までの生活スタイルに合わせて、赤ちゃんにも犬にも負担にならないような環境を準備しておきたいですね。

掃除・片付けしやすい環境づくり

元々、ものは少なく生活をしていたのですが、赤ちゃんが産まれる前に、不要なものはなるべく減らして、掃除しやすくしておきました。
それでも、どうしても一時的に赤ちゃんの物は増えてしまうので、出来るだけ大人が使うものは少なくしました。食器類も見直して減らしたり、特に服に関しては、私は家にずっといるだけなので、パジャマ以外にほとんど必要なく、洗濯物も少なかったと思います。全体数が少なければ、やっぱり片付けるのはラクになります。
犬がいるなら掃除機だけは毎日かけたいところですが、それも難しい最初の2週間くらいは、犬の毛がなるべく落ちないように、服を着せていました。服を着るのと着ないのとでは、毛の落ちる量が全然違うと思います。特にうちの犬は毛抜けが普段からすごい犬種なので、1日でも掃除機をかけないとかなり毛が落ちている状態になります。空気清浄機も常につけておきました。
full of vigorの服を愛用しています。6.2キロで、DMLサイズ着用。つなぎタイプだとより毛が落ちにくくておすすめです。
犬アレルギーについても心配していましたが、こればかりは一緒に過ごしてみないと分かりません。息子は今は4歳になりましたが、今のところ犬アレルギーの症状は出ていません。軽めの喘息を持っているので、寝る時は寝室は一緒ですが、別々のベッドで寝ています。毎日掃除機をかける、こまめに毛をコロコロなどでとる、ブラシングして毛を取る、換毛期は服を着せる、など今のところは気をつけています。

犬のお世話に関すること・接し方を家族と決めておいた

私は里帰りをしなかったので、最初の2週間は夫が仕事をしながら、家のことと犬のお世話、赤ちゃんの世話のサポートなど、全てやってくれていました。仕事に行く前に家事と私のお昼ご飯の準備をして、犬の散歩に行き、帰ってきたら夕飯の準備と赤ちゃんのお世話、と言う感じです。夫もすごく大変だったと思いますが「ずっと続く訳じゃないから」と言って頑張ってくれました。
犬のお散歩は朝しか行けないことがほとんどでしたが、最初だけはそこも仕方ないと言うことで、お散歩1回の生活になりました。外に出る時間が減った分、庭で日向ぼっこさせたりするようにしました。
子供が生まれたのは春だったので、日向ぼっこが気持ち良い季節でよかった。
それから、私たちが決めたことは、夫が仕事から帰ってきたら、まずは赤ちゃんより先に犬に「ただいま」と言うこと。帰ってきてすぐに赤ちゃんのところへ直行してしまったら、犬にとってストレスになると思ったからです。「赤ちゃんは大切。でもララも変わらず大切だよ」と言うことを表そうと思いました。たまに手伝いに来てくれる私の母や妹など、元々ララを可愛がってくれていた人達にも、うちに来たらそうして欲しいと伝えておきました。
私たちの意図が伝わっていたか分かりませんが、赤ちゃんが来てからもララの体調は特に変わることなく、元気に過ごせていたので、ストレスは心配していたほどなかったんじゃないかと思っています。
やっぱり大切なのは、「犬の生活リズム・環境をなるべく変えないこと。」だと思いました。

「出来るだけ事前準備を。」産後は想像以上に動けない。

産後は本当に動けなくなります。赤ちゃんのお世話と、自分が生き延びるための日常行動をするだけで精一杯です。「意外と動けそう、何かしなくちゃ」と思っても、後から体に響いてくることもあるので安静にすることが最優先。犬のことを構ってあげる時間が上手く取れなかったり、疲れて動けなくて「一日何も出来なかったなぁ」と思ったとしても、子供と犬と自分が一日無事で過ごせただけで100点満点なのです。

当時鳥も飼っていたので、子供・犬・鳥の世話で精一杯になり、観葉植物をダメにしてしまいました…。

そして、産前にできることは、「犬と二人きりの時間を、今のうちに楽しむこと。」後からとても良い思い出になるはずです。

よくお腹にピッタリくっついてた。赤ちゃんがいるって分かってるのかな?と思ってました

ただでさえ不安な出産・産後なのに、犬がいて大丈夫なのかと不安になるかもしれません。

でも「こんなに可愛い子が2人もいて幸せ」と、今も毎日思います。赤ちゃんも犬も可愛いくて産後は毎日「可愛い、可愛い」と言って写真ばかり撮っていました。

愛犬が赤ちゃんにどんな反応するかと言うところも、不安だったけど楽しみでもありました。

ララは赤ちゃんが家に来た初日から「熱烈大歓迎🐶!!」と言う感じで、お世話する間もずっと近くで見守っていたり、泣いていれば心配そうクンクン一緒に鳴いていました。

ちょうど同じくらいのサイズだった頃。ララの真似をして床を舐めたりもしていた息子…。しっぽを引っ張られたり、口の中に手を突っ込まれても逃げも怒りもしない寛大なお姉さんになりました。

子供と犬を一緒に育ててみて、今のところは犬が居て良かったと思うことばかり。犬と子供がいる生活は本当に楽しいものです!

これから赤ちゃんと犬がいる生活を迎える方の、少しでも参考になったら嬉しいです。

Thank you for reading! ♡ Lala

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