面倒な家事いろいろ
私は、今フリーランスで働く主婦ですが、以前はフルタイムで会社勤めをしていました。子供が産まれて仕事に復帰してから2年間、毎日仕事・家事・育児で、身も心も休まる気がしませんでした。
働きながら、家事・育児をするのって本当に大変なことです。
手を抜いたらそれはそれで罪悪感があったり。「どうすれば私は罪悪感を感じないで手を抜けるだろう?」と考えながら、やらなくて良いことはやめるようにしてきました。
自分が日々「これのせいでやりたくない」と思っていることを探して、それを辞めていきました。全部じゃなくて良いので、自分がどれをやっている時に一番面倒だとを感じているのか(この作業のここの部分が嫌い、など)、よく考えてみると良いなと気づきました。私にとっては「やっていて心地よくない」が「面倒くさい」につながっていました。
- 調味料、洗剤などをなるべく詰め替えない🧂
- 液体洗濯洗剤、柔軟剤の使用
- 夕飯を2・3品作ること
- 作り置き
- 洗濯物を干す(特にタオルや靴下などの細かいもの)
- 洗濯物をきれいに畳む🧺
- なんでも多めにストックする🧻🧻🧻
もっとありますが、こんな感じです。
色々削って行く中でやっぱり一番負担に感じていたのは「料理」だなと思いました。
嫌いじゃないけど、やっぱり面倒だった料理
私は片付けや掃除はある程度好きな方ですが、料理があんまり好きではありません。週に1度くらい、休みの日などは急に「天ぷらでもあげようかな」と思い立って作る時もあります。料理がすごく嫌いとか、苦手なわけではありません。家族が「美味しい」と言って食べてくれると、それはそれでとっても嬉しい。でも、やっぱり毎日は無理です。できれば作りたくない。自分1人なら納豆ごはんで良い。でも、そうも行かない。
焼くだけのミールキットを試したり、栄養バランスが売りの冷凍おかずも定期購入してみたりしたこともありました。どれも悪くはなかったのですが、なんだか私にはしっくり来ず、途中でどれも解約してしまいました。便利だけどやっぱり高いし…。ラクしたいのに、なんだか上手く手抜きができなくて。息子を保育園に通わせていたので、「ただでさえ構ってあげられないんだから、ご飯くらいちゃんと作らないと」と思っていた部分もありました。
料理が負担だった原因は
色々考えて、たどり着いたのはシンプルな答え。
「別におかず1品だって良くないか?」と言うこと。
誰がダメだと決めたのか。誰もダメなんて言ってない。ただ自分で、そう思っていただけなのです。あとは、「世の中の普通に合わせないと」と言う気持ち。
おかず1品、味噌汁、ごはん。
副菜は基本無し。(食べたければ納豆、漬物など)
私には「副菜プレッシャー」がありました。なんで?
ちゃんと野菜も肉も入ったメインの料理を作っても、「副菜作らないとなぁ」って何故か思っていて。料理が面倒だと思う、根本的な原因はこれにあるのかも、と思いました。
彩のある食卓にすることの重要性は理解しています。でも、「野菜はメインにも味噌汁にも入っているのに、なんでわざわざ分けて作らないといけないの?」と私は心の奥でずっと思っていたのです。誰もやれって言ってないのに…
余った野菜でナムルやおひたしを作ることもあるけど、必ずではありません。
実際にこんな風に運用中
1週間、ざっくりで良いから「肉・魚・丼もの・肉・麺類」と言う感じで決めておきます。そしてそれを書いて冷蔵庫に貼っておく。私は書いていないと、何を作ろうとしていたのか忘れてしまい、食材が余ってしまったりします。その日になってから何作ろう、と考えるのも面倒くさかったポイント。
私はこんなルールを設けることで、罪悪感があんまりなくなりました。
- おかず1品だけど、野菜を多めに入れて、なるべく丁寧に作る。🥦
- 白米に雑穀米を混ぜて炊く(←見た目美味しそうになるのでかなりオススメ)
- メインが出来合いのものなら、味噌汁だけは作る。
- 味噌汁も作りたくない時は、野菜かわかめのインスタントスープに、高めの“あおさ”を入れる。🍲
- とにかく納豆さえ食べてれば栄養は取れる。
- 土日は外食して好きなものを食べたり、やる気があるなら手の込んだものを作るのもアリ。🐜
これは私のルールなので、人それぞれ、罪悪感を抱くラインが違うとは思いますが、少しは参考になるかなと思います。
夕飯に手をかけないことにはこんなメリットも
- 息子はまだまだ食べムラがあるので、出したのが1品なら残されてもイライラしない。食べてくれたらラッキーと思える。食べたくないならバナナかふりかけおにぎり🍙あげてる。
- 夫は夕飯の時間が9時過ぎることもあるので、作り過ぎたら食べ過ぎになり健康に悪い。食べたらすぐ寝る時間に、たくさん食べない方が良い。
- 私も在宅ワークで運動量が少ないため、夕飯は減らして太らないようにしたい。”現代人は食べ過ぎて不健康になる”とよく聞きます。
夫にも、「私はやっぱり毎日のご飯作りが面倒、好きじゃない、手を抜きたい」と言うことを改めて話して、健康のことを考えて“夜にたくさん食べないメリット”も伝えました。夫はすんなりと納得してくれ、我が家では『平日の夜ご飯は手抜き』が定着しました。土日に私にやる気がある時だけ、揚げ物をしたり、少し手の込んだものを作ったりしています。そう言う時は、私もやりたくてやっているので楽しんで料理が出来ます。
ちなみに朝も、パンとコーヒー、牛乳、たまにグラノーラ、バナナ🍌。メニューはこれだけです。我が家はみんな朝からあまりたくさん食べれないので、無理に食べようとしません。
私も1人で悶々と「料理面倒だな…」と毎日不機嫌で作るより、「出来る範囲でやってまーす」と気楽になりました。余裕があるからか、夕飯後は息子と工作したりして遊ぶ日もあるくらいです。「罪悪感を無くすのってすごく大切だな」と感じます。
日本の食卓は豪華すぎるから
どこか、自分で勝手に「こうしないと非常識だよな…」と思っているところがあったかもしれません。特に、料理のこととなると、「ちゃんとしなくちゃ」と思いがちになると思います。
文化の違いなので比べるところではないかもしれませんが、昔アメリカに留学していた時、ホストファミリーの家で晩ご飯が“サラダだけ”の日がありました。びっくりです。パンすら無かった。でも、そんな健康志向なお家ではなかったんです。ただ、その日はそう言うメニューだっただけ。サラダのご飯が終わったあと、家族みんなでチーズをかけたナチョスをデザート?につまんでました。🇺🇸🗽
その家庭だけでなく、どこの家でもそんな感じ。その後他の国でも家庭のご飯をいただく機会がありましたが、多分、いや、間違いなく、日本ほど一般家庭の晩御飯が豪華な国はありません。🇯🇵 日本のお母さん達は本当にすごいと思います。他の国のお母さん達が見たらひっくり返っちゃうと思います。
その分、「料理が面倒くさい」とか言い辛いし、手を抜くことにプレッシャーを感じる環境なのかなと思います。
毎日やりたい、好きな家事
料理はだいぶ手を抜いていますが、好きな家事は少ししっかりめにやります。これらはやりたくてやっているので、ストレスにはなりません。
- 片付け、整理
- 掃除機をかける(一階は毎日、2階は2日に一回くらい)
- キッチンのリセット
- 色んなところを、フキンで水拭きする。
「どうすればラクできるのか」を一生懸命考えるのは好きです。
「いかにまな板やフライパンを最後まで洗わずに全て調理しきるか」とか、頑張ります。
ものが少ないので掃除機はすぐにかけ終わるし、使う食器や調理器具も少なくして、食洗機も使っているので、キッチンリセットにも時間はそんなにかかりません。食器はメインで使うお皿を、無印のものにしました。これなら少し薄く縁があるので汁っぽいものもこぼれにくいし、薄いので食洗機にたくさん入ります。しかも軽い。
片付けと整理は趣味みたいなもので、水拭きするのも良い運動、無心になれる時間です。拭き掃除ってすごくスッキリするので、おすすめです。ポイントは、「やらなきゃ」じゃなくて、「ちょっとここだけ拭いておこう」と軽い気持ちでやること。水拭きでも汚れって良く落ちるので、白いダスターで拭いて汚れを確かめると更に達成感味わえます。🧹
カインズのダスターの白を常備して、いろんなところを拭いてます。すぐ乾くところも◎
働いていても、働いていなくても、料理をちゃんとしなきゃって誰もが一度は思うと思います。ちゃんと出来なかったとしても、世の中には1品しか作らない母親もここいると知ってもらって、少しでも気が楽になったら良いなと思います。
Thank you for reading!